シティロースト(中深煎り)
【産地】サンホセ州タラス地区
【標高】1,800m
【品種】カトゥーラ・カトゥアイ
【精製方法】ウォッシュド
コスタリカは中央アメリカの南側に位置し、東側はパナマ、西(北)側はニカラグアと国境を接しております。面積は九州と四国を合わせたくらいの広さに約515万ほどの人口の国です。
1821年にグアテマラがスペインから独立したことに伴い、グアテマラ総督領の一部であったコスタリカも同時に独立。その後、他の中米諸国と共にメキシコ帝国に併合されるが、1823年に中米連邦共和国が成立し、その後1848年に独立しました。
コスタリカの珈琲の特徴はなんといっても「高品質」
政府により、高品質の珈琲豆をつくるためロブスタ種の栽培が禁止されているほどです。
また、「種の段階」から厳選して苗を育てます。当時、種の段階から厳選を行なう栽培は、他の諸国ではなされていない唯一無二の方法だったと言われています。
サンルイス農園で収穫されたチェリーは、その日の午後にLa Montana Tarrazuミルに持ち込まれ、約12時間休ませます。コーヒーチェリーが休ませている深夜から早朝にかけてはコーヒーのフレーバーに悪影響を与えるネガティブな酵素反応が反応しない程度の十分に低い気温となります。
翌朝、生産処理を始めます。まず、チェリーは水の 比重選別にかけられ、異物や密度の低い軽いチェリーが取り除かれます。選別されたチェリーは果肉除去され、ミューシレージが7割程度付いたままのパーチメントは、すぐにアフリカンベッドへ移されます。
このまま3~4日間は攪拌を行わず、表面のミューシレージを乾燥させます。4日目にかたまりになっているパーチメントをほぐしながら、今度はパーチメント同士ができるだけ重ならない薄く広げ、2時間ごとに人の手で攪拌します。この作業を約10日間続け、水分値が10.5%になるまで乾燥させます。
こうして丁寧な作業で作られたサンルイス農園の珈琲生豆を当店ではこの珈琲豆を中深煎りで焙煎し、苦すぎずにまた酸味も抑えてナッツの様な香ばしい香味を引き出し後味がすっきりしていて非常に飲みやすい珈琲に仕上げております。朝食のパンに合わせていただきたい一品です。