【焙煎度】深煎り(フルシティロースト)
【産地】南ミナス ネポヌセーノ
【標高】1,080m
【精製方法】パルプドナチュラル
南ミナスはブラジル生産地の中でも歴史があり、多種多様なコーヒーを産出する地域です。1850年ごろにコーヒー栽培が導入され、この地域での主産品として大きく広がりました。南ミナスでは、60万ヘクタール以上の栽培面積を誇り、一大生産地となっておりますが、その多くは小農家による栽培が行われております。セラード地方と違いなだらかな丘陵な土地柄のため、大型収穫機を導入することが難しい地域でもあり、小型の収穫機ないし手積みで収穫がなされています。標高は750m~1,350mとブラジルの中でも標高が高い地域で、スペシャルティクラスのコーヒーを産出する優れた土壌と標高を有しています。
ベラビスタ農園は1923年にリマ・レイス家により開園され、当初は放牧による生計を立ておりましたが、すぐにコーヒー栽培へと転身。現在では3代目のアントニオさん(トニーさん)が引き継いでいます。430haにも及ぶ彼らのコーヒー農園では、環境に配慮した栽培方法を徹底し、各種認証を取得しています。精製するための機械も新調し、ドライオンツリーの処理、パルプドナチュラルの加工も高い品質で生産しています。3代に渡るコーヒー栽培の歴史と現在の栽培テクノロジーを駆使し南ミナスの中でも有数のサステイナブルな良質コーヒーを産出する農園となっています。
当店では表面に油分が浮いてくるくらいの深煎り(フルシティロースト)で焙煎し、カカオ感やナッツ感を感じられる正に珈琲らしい珈琲に仕上げております。
【焙煎度】極深煎り(フレンチロースト)
【産地】北スマトラ州 リントンエリア ドロッサングール
【標高】1,400m~1,500m
【品種】S-LINI・ティピカ・ジュンベリ
【精製方法】スマトラ式
この「マンデリン リントン ドロッサングール」は北スマトラ州リントン地区ドロッサングールで生産された珈琲豆です。
当店の扱う珈琲豆の中で最も焙煎度が高く、ブラックチョコレートやカカオの様な濃厚さとスモーキーなフレーバーをお愉しみいただけます。甘いお菓子との相性もいいです。
シティロースト(中深煎り)
【産地】サンホセ州タラス地区
【標高】1,800m
【品種】カトゥーラ・カトゥアイ
【精製方法】ウォッシュド
コスタリカは中央アメリカの南側に位置し、東側はパナマ、西(北)側はニカラグアと国境を接しております。面積は九州と四国を合わせたくらいの広さに約515万ほどの人口の国です。
1821年にグアテマラがスペインから独立したことに伴い、グアテマラ総督領の一部であったコスタリカも同時に独立。その後、他の中米諸国と共にメキシコ帝国に併合されるが、1823年に中米連邦共和国が成立し、その後1848年に独立しました。
コスタリカの珈琲の特徴はなんといっても「高品質」
政府により、高品質の珈琲豆をつくるためロブスタ種の栽培が禁止されているほどです。
また、「種の段階」から厳選して苗を育てます。当時、種の段階から厳選を行なう栽培は、他の諸国ではなされていない唯一無二の方法だったと言われています。
サンルイス農園で収穫されたチェリーは、その日の午後にLa Montana Tarrazuミルに持ち込まれ、約12時間休ませます。コーヒーチェリーが休ませている深夜から早朝にかけてはコーヒーのフレーバーに悪影響を与えるネガティブな酵素反応が反応しない程度の十分に低い気温となります。
翌朝、生産処理を始めます。まず、チェリーは水の 比重選別にかけられ、異物や密度の低い軽いチェリーが取り除かれます。選別されたチェリーは果肉除去され、ミューシレージが7割程度付いたままのパーチメントは、すぐにアフリカンベッドへ移されます。
このまま3~4日間は攪拌を行わず、表面のミューシレージを乾燥させます。4日目にかたまりになっているパーチメントをほぐしながら、今度はパーチメント同士ができるだけ重ならない薄く広げ、2時間ごとに人の手で攪拌します。この作業を約10日間続け、水分値が10.5%になるまで乾燥させます。
こうして丁寧な作業で作られたサンルイス農園の珈琲生豆を当店ではこの珈琲豆を中深煎りで焙煎し、苦すぎずにまた酸味も抑えてナッツの様な香ばしい香味を引き出し後味がすっきりしていて非常に飲みやすい珈琲に仕上げております。朝食のパンに合わせていただきたい一品です。
【産地】 カウカ州ポパヤン南部
【標高】1,700m前後
【品種】ティピカ・カトゥーラ
南米大陸の玄関口、北西部はパナマ、北東はベネズエラ、南はエクアドル、ペルー、ブラジルと国境を接しており、昼夜の温度差が大きく、雨季と乾季のバランスもよく、また栄養価の高い水はけの良い火山灰性の土壌が広がっております。
産地は主に北部(サンタンデール・マクダレナ等)、中部(カルダス・トリマ・カウカ等)、南部(ナリーニョ・ウィラ等)と広域にわたって生産されています。
コロンビア カウカ ポパヤン プリメーラは南部のカウカ州のポパヤンに位置し、コーヒーの発育に欠かせない栄養を多く含む火山性土壌、年間約1600~2500ミリという豊富な降水量、年間を通して22度前後の平均気温と珈琲栽培に適した場所でコロンビア屈指の品質を誇る珈琲を産出しております。
当店では中深煎りの焙煎度合いでダークチョコレートの様な香味とトロピカルフルーツ感のある香りをお愉しみいただけます。
【焙煎度】中煎り(ハイロースト)
【産地】イルガチェフ地区
【標高】~2,500m
【品種】在来種
エチオピア。北西にスーダン、南西に南スーダン、東にソマリア、南にケニアと国境を接するアフリカ東部の国。年間平均気温は13度ととても涼しく、また国土の多くは高地で首都のアディス・アベベは標高2400mの高さにあります。
有名な産地では西部のレケンプティやリム、東部のハラー、南部のシダマ・イルガチェフ等が有名です。エチオピアでは大規模な農園はもちろん農園と呼ばれる規模の農園自体がとても少なく、小規模農家が育てたものを農協のような所に持ち込むスタイルが一般的です。
中煎りに仕上げたこの商品は珈琲なのにまるで紅茶のような香味をお愉しみいただけます。
【焙煎度】中深煎り(シティロースト)
【カフェイン除去処理】マウンテンウォータープロセス
【デカフェ加工会社】Descamex
夜に珈琲を飲むと眠れない方、妊婦の方へ最適なカフェインレス珈琲です。
カフェインを除去する過程を簡単にお伝えすると、カフェイン以外の珈琲成分を含んだ溶液に珈琲豆を漬け込み、珈琲成分は飽和状態の溶液には溶け出ず、カフェイン成分だけが溶け出してカフェインを除去する仕組みです。
Descamex社が行うマウンテンウォーター・デカフェ製法では多くの有機認証を取得しており、化学溶媒を一切使用せずに安全にカフェイン除去を行っております。
【産地】 アティトゥラン他
【標高】1,300m以上
【品種】カツーラ他
【製法】ウォッシュド
グアテマラ。中央アメリカ北部に位置し北はメキシコ、北東にベリーズ、東にホンジュラス、南東にエルサルバドルと国境を接しております。国土の70%が火山に囲まれた山岳地帯となっており、火山灰土壌や寒暖差等珈琲豆の生産に適した地域です。またグアテマラの色々な場所で生産されていますが、特に高品質の豆を生産するのが以下の8つのエリアです。
●アンティグア
●フライハーネス
●アティトゥラン
●ウエウエテナンゴ
●コバン
●サンマルコス
●ニューオリエンテ
●アカテナンゴ
「マリアージュ」はグアテマラ南西部アティトゥランエリアを中心とした複数農家のブレンドですが、へたな単一農園のものよりも個性的でしっかりとした味わいを醸し出しております。
また商品名の「マリアージュ」という言葉ですが、「結婚」という意味や料理の世界では「相性」を表す言葉として使われています。
珈琲と合わせるにはやはり甘いもの?和菓子やケーキとご一緒に楽しむのもいいかと思います。個人的には博多名物「通りもん」との相性が好きです。
【産地】北部アルーシャ メルー山南斜面
【標高】1,400m
【品種】ブルボン・ケント・ティピカ
タンザニア=東アフリカに位置し北にケニア、北西にウガンダ・ルワンダ・ブルンジ、西にコンゴ、南にはザンビア・マラウィ・モザンビークに囲まれており、人口約5800万人、日本の約2.5倍の面積を有しています。
タンザニアに「コーヒー」が伝わったのが1890年代といわれカトリックの宣教師がレユニオン島(ブルボン島)の「コーヒー」を持ち込んだのが始まりとされています。
タンザニア産の珈琲は一部の地域を除き「キリマンジャロ」と馴染みのある名称で呼ばれています。深煎りのこの商品はカカオ感のある苦みがドッシリきますが、非常にキレがよくすっと口の中から消えていきます。